『家族の舟』で学ぶペアトレ15のヒント〈7〉:「その子その子によって、『当たり前』は違うんです」

 

「その子その子によって、『当たり前』は違うんです」
——小説『家族の舟』 第9章 ペアトレ講座・1回目より】

このセリフを聞いた瞬間、父・浩司はハッと気付かされます。

自分が、娘の「できないこと」「問題点」ばかりに注目して来たことに。


■ 「普通はできるでしょ」は、時に鋭い刃になる

「毎日学校に行くのが当たり前」
「宿題をやるのは当然」
「言われなくても片づけるべき」

私たちはつい、“一般的な基準”を自分の子どもにも当てはめてしまいがちです。
でも、“当たり前”は、全員に共通するものではありません。


■ 「その子のペース」を見る視点が、信頼を生む

ある子にとっての“当たり前”は、
「朝、布団から出られたこと」かもしれない。
「着替えができたこと」かもしれない。
「学校に一歩近づけたこと」かもしれない。

水谷講師の言葉は、“比較ではなく、その子自身を見る”という視点を教えてくれます。

✍️しげのひとこと

子育とは、ペアトレとは、“その子の当たり前”を一緒に育てる旅なんだと思います。

【ペアトレをテーマにした小説を出版します】

うつ病、不登校、家庭内暴力。
沈没しかけた家族に、一つの航路が生まれた。

しげの実体験をもとにした小説「家族の舟」
2025年9月15日 「私」物語化計画より出版

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